さて、帰国して旅行の無事を願ってくれた友人にお土産を渡したり
インドで特にお世話になった方に手紙やお菓子を贈ったりして
あっという間に2週間が過ぎた。
インドでの鮮やかな街の色彩やいろいろなスパイシーな匂い、
サリーを干している誇らしげな女達の姿、子供のきれいな目。
日を追うごとに、時が経つほどに逆に自分の中でインドの印象が強烈になっていく。
まだ現実に戻りきれない私に一通のハガキが届いた。
ソフィーさんからだった。
「あなたの手紙をババ(サイババ)が今日受け取ってくれましたよ!」
あぁ!ソフィーさん!
ソフィーさんに受けた親切な対応を思い出しながらハガキを読む私。
ふと、ハガキの日付を見た。
それは私がラーマナアシュラムへ到着した日だった。
「もし真理というものがあるのなら、それを私に教えてくれる方に合わせてください」
多分私の願いは叶えられたのだろう。
もう生きている人ではなかったけれど。


