アシュラムでの穏やかな日々は過ぎて行った。
旅の日程は残り少なくなってはいたが、私にあせりはなかった。
とっても平和な空間を体験でき、自分なりに満足していたからだ。
残り数日ある日々を、アシュラムを出て“俗世間”に自分を慣らして
帰国することにしよう。どこかの街を観光してみるのも楽しそうだし。
アルナさんに出発の意を告げお礼を言う。
アルナさんは今後の予定をやさしく聞いてくれる。
しかしその日の宿泊を含めた予定はまだ何も立てていなかったので、
「とりあえずマドラスかポンディシェリーに行ってどこかに泊まります」
と告げた。
すると、アルナさんは険しい表情をして絶対ダメだと言う。
都会は危ないというのだ。
ラーマナマハリシの信者の知り合いがマドラス近くに住んでいるので
そこに泊まれと言って聞かない。嬉しいけれど、、、
(もう年齢的には立派にオトナすぎるワタシ(-_-;))
はぁ、、、
で、結局「それもあり、かな」と観念した私はお言葉に甘えることに。(*^-^*)
アシュラム近くに住むアルナさんの別のお友達の家でお昼ごはんをごちそうになり、
バスで数時間。これまたアルナさんのご紹介で今晩とめていただく予定のお宅を訪ねる。
ミスター&ミセスチャンドラ宅で結局2泊させていただき、その間、
料理を教えていただいたり、レストランや買物に連れて行って頂いたり
息子さんたちに会わせていただいたり・・・と、なんだかアメリカへホームステイ
している時の感覚と似た暖かでしっかりした家庭のホスピタリティを
満喫させていただくことができた。
この回顧録に登場していない多くの人を含め、たくさんの本当に
たくさんの人にお世話になった。
こうして1ヶ月におよぶ私のインドへの初めての旅は終わった。


