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ケララ州の聖者のアシュラムで

13時間ものながーい電車の旅を終え、ようやく私はケララ州に足を踏み入れた。

駅から目的の聖者のアシュラムへはバスなどないらしい。

足はタクシーかオートリキシャーだ。


オートリキシャーの運転手さんと値段交渉してみると恐ろしく高くてビックリ。

しかし他に方法がないのであきらめて乗り込む。



なんだかヤな感じがする。


とは言え風を感じながら見る風景は熱帯性の濃い緑でとても美しい。

子供達が学校から帰ってくる風景にも出くわした。

どこの国でも子供は本当にかわいい目をしている。

いつのまにか気分も良くなっていた。

1時間くらい走ってもらってようやくたどり着いたのは川だった。

なんでもアシュラムはこの川を渡ったところにあるらしい。

オートリキシャーの運転手さんにお金を支払い、船のところへ行く。

すると運転手さんが「船の代金は○○ルピーだ。船頭に渡せ。」という。

ふんふん、とうなずき、船頭さんに渡そうとすると


無料だ。


と言って受け取らない。

へっ?

運転手さんの方を見ると、チっと舌打ちしているではないか。

あー。だまされたんだ。私。

船頭さんが正直な人だったからお金は支払わなかったけれど

いやな予感がしたのはこのことだったのかな?

単純にだまされたのではなく、何か、外部者への怒りが向けられているようで、

後味の悪い気分だった。


女性の聖者はアマチという。

最近よく来日されているようなので知っている人も多いのでは。

でもその時の私はまったくアマチのことを知らなかった。



アマチのアシュラムで手続きをし、1週間滞在させてもらうことにする。

簡単な施設の説明を受け、部屋へ。

サイババのところと比べて全体の施設はこじんまりした感じで、

宿泊部屋はかなりの大部屋だった。

10人以上いたように思う。どこの国籍の人かはわからないけれど

ほとんどが白人だった。


到着したその日は聖者のダルシャン(謁見)もすでに終わったしまっていたので、

食事をしたり洗濯をしたり、散歩したりしているだけで終わってしまった。

そして・・・うとうとと眠りについた時であった。

ボカン

何ものかが私の頭を殴打したではないか!!!!

飛び起きた拍子に狭い2段ベットの天井でさらにしこたま頭を打ってしまった。

何事だ・・・とボーっと見渡してみると私のベットと対になっている

ベットで寝ている人が寝ぼけて思いっきり足で私の頭を蹴ったらしい。



ちっちゃいんだよね、きっとその外人さんにとって、このベットが。

もう一度気を取り直して寝た後、さらにもう一撃くらい、

またまた気分は最悪になってしまったケララの夜であった。(^_^;)



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